営業でスキルが身につかないは大間違い!【営業歴5年の現役営業マンが徹底解説】

●営業の仕事をしていても、スキルがつかない。

●手に職をつけて、技術者になった方が将来安定するのかな。

●営業の仕事をしているのどんなスキルが身につくのか具体的に知りたい。

 

こういった疑問に答えます。

 

本記事の内容

 

この記事を書いている僕は、営業経験が5年でほど。

スキルが身についてから、営業売上150%を達成しております。

こういった僕が、わかりやすく解説します。

 

1.営業の仕事は「スキル」が身につかないは大間違い!

 1 営業の仕事でスキルがつかないと思われる理由

その①:資格がないから

 営業職を志望するときに、どこの学部を卒業していなくてはいけないや、特別な資格を持っていなくては、営業職に就けないことはないありません。なので、営業には共通の資格がないです。

 このような実態があるため、営業はスキルがなくてもできるとか、営業はスキルがつかない職業だとか思われてしまうのです。

 しかし、営業を通じてたくさんの「スキル」が身につきます。資格には、変えられないようなスキルがどんどん身について社会から必要とされる人材になることができます。

 

その②:価値が見えづらいから

 例えば、エンジニアならプログラミングスキルを駆使して、何かしらシステムを作ってお客様へ価値を提供します。

 営業の場合、提案書や見積書を作成するものの、それ自体が直接的にお客様への価値提供に繋がっていないため、実際に商材やサービスを作っているエンジニア等だけが価値のある仕事だと思われています。

 このような実態があるため、営業は「ただの仲介屋さん」みたいに感じられ、スキルがつかないと思われてしまいます。

 しかし、実際は営業はただの仲介屋さんではなく、顧客の潜在的な課題見つけたり、その課題の解決策を考えたりと、目に見えない価値を提供できるスキルを身につけることも可能です。

 

その③:商材によって結果が左右されると思っているから

 売れる売れないは商材によって左右されると思われていることが多いです。

例えば、サッカーボールを売るのと不動産を売るのでは、商材を扱う量や金額が全く異なりますよね?また、証券会社では、同じ株を売っているにも関わらず、業界1位と10位では同じものを売るにも難易度が全く異なります。

 このような実態があるため、今扱っている商材で実績を残せても、商材や業界内の順位が変われば全く売れなくなる可能性もあり、再現性が低いということから専門的なスキルがつかないと思われてしまいます。

 しかし、営業マンは共通してセールス・販売の「スキル」を身につけることができ、どんな商材を扱っていても売ることができます。

 

2.営業の仕事を通して身につくスキル3選

その①:課題発見力

 課題発見力とは、「現状を把握・分析し、問題を見つけていく力」です。

お客様の課題は3つに分けて考えることができます。

1,発生型:すでに表面化していて、明確に見えてる課題。
2,設定型:自ら目標設定し、達成する上で発生する課題。
3,潜在型:まだ表面化していない、これから発生する可能性がある課題。

※特に、「3番」の潜在型の課題を見つけることが大事です。

 

課題を発見するためにするべき手順を3つ紹介します。

手順1:お客様の少し先の理想像(ありたい姿)をイメージする。

 日常的な課題だとすると、3ヵ月~半年先くらい先の状況をイメージしてみてください。理想をイメージするために、お客様の「もっとこうだったらいいのにな」に寄り添って、不満のヒアリングすることが有効です。

手順2:現状~未来を見据えて、理想像を明確化する。
 このまま日常が続いていくと、「手順1」で描いた理想の状況に到達するのか、それとも到達しないのか。といった考え方で、お客様の理想像に近づける道標になることが大事です。

手順3:理想と現状のギャップがなにかを考える。
 もし理想の状況に到達しないようであれば、現状の進捗スピードと比べて、どこにギャップがありそうなのかを考えて見ることが大事である。そのギャップが「課題」となります。

 

その②:コミニュケーション力

 営業マンに必要なコミュニケーション力は、優れたトーク力のように「話す・伝える」だけでなく、お客様のニーズを聞き出す力のように「聞く・聞き出す」の集合体がコミュニケーション力です。

 

コミュニケーション力を伸ばすために意識すべきポイント3つ

①傾聴する・聞き上手になる

②論理的、かつわかりやすく説明する

③数字や他社事例を上手に使って説明する

 

 営業マンは、相手の課題(困りごと)を解決することが目的です。なので、会社のためや自分の売上数字のためになってはいけません。必ず「顧客本位」で物ごとを考えることが大切です。

 

その③:論理的思考力

 論理的思考とは、伝えたい結論に対して、根拠を筋道を立てて考える思考のことです。営業マンだけではなく、人生で生きるためには必要不可欠なスキルとなります。

 

論理的に考えるために必要な要素3つ

①結論「この問題を解決するためには、〇〇のような企画をすることが必要である。」

②根拠「なぜなら、問題の理由は△△だからです。これらの企画を打ち出せば△△は問題でなくなる。」

③結論「よって、〇〇の企画を打ち出すことが必要だと考えました。」

※根拠から話を始めると話自体が長くなり、相手の印象に残らず要点もぼやけてしまうのです。

 

3.まとめ

 営業の仕事でスキルがつかない誤解です。身につくスキルも、メリットもたくさんあります。特に、経営者には営業出身の方が多い傾向にあります。それだけ、営業の仕事で培われるスキルがあるということです。

 

 僕も、営業を5年しておりますが、どんどん成長を実感できております。人脈や交流も広がり、社内だけではなく、社外の人との関わりも増え、さらにコミュニケーション能力が高まったり、新たなビジネスのきっかけを作ることもできて、「相手・会社・自分」すべてがWin-Win-Winの関係を築くことができてます。

 

 現代のテクノロジーの発展は想像を超えて進化してます。しかし、いくらAIが発展しても人と人の関りが無くなることはありませんので、営業の仕事がAIに変わってしまうことはなさそうです。(将来は読めませんけど、、、)